since2009/11/9…… 三日坊主になりながらも、何か書いています。
ネオンだネオンだネオンだネオンのターンだ
俺がネオンだ
というわけで、redの推し元素Neのターンです。
俺がネオンだ
名前の由来は新しいを意味するギリシャ語の「neos」より。
この文字をさらに由来調べていくと、印欧祖語の「nu」に至ります。
これは英語でのnowの由来にもなった言葉ですね。
neosには「若い」という意味もあったりします。これは、言葉の意味として存在するだけで、新しいを意味する単語としてneosが用いられてネオンになったという認識で大丈夫です。
ちなみにXeまでの希ガスの名前の由来が全部ギリシャ語由来なのは、(Heは別の人命名だけど)ラムゼーさんの趣味という説も……
ネオンに関しては、ラムゼーさんの息子(13)がノーヴムと名付けよう(これもラテン語で新しいの意)と提案しましたが、ラムゼーさんは「いや、ネオンがいい」と言いました。
ラムゼーさんとはいい酒が飲めそうだぜ……(redはネオンという名前の響きの良さから周期表に沼っています)
redですが、もともと物理系好きだったのが、ネオンのせいで化学沼に落ち、大学院まで行った馬鹿なので、本当ネオンという名前を付けてくれてありがとうラムゼーさん。
愛してる。ラムゼーさんを拝む。
トラヴァースさんのことも拝んであげて……
Neに関して。
ArとHeをみつけたラムゼーさんは、原子量的にその間に元素が入るはず!
と考えて、発見されたのがKrです。
なので、NeよりもKrの方が発見は早いのです。
当時、少し前にメンデレーエフさんによって今につながる周期表が提唱されて、新しい族(希ガス)を作るときは絶対ワクワクしたと思う(予想)。
Kr発見後、Arよりも早く揮発する成分にあるんじゃないか?と考えて固化と蒸発を繰り返し、Neを得ました。
スペクトルを始めて調べたとき、その赤色は今まで希ガスで見たことのない色だったと思う。
(ほかの希ガスは全然違う色してるので)
当時、液体Arを何Lとか用意して実験したんじゃなかったかな。
これも、液体空気を作る新しい技術が生まれたおかげです。
さて、ネオン。
希ガスとしては、Arに次いで大気中に多い成分です。
具体的には、大気中の成分としてはCO2に次いで5番目に多いのがネオンです。
ネオンを入れた風船は、ゆっくりと空に昇っていくのだそうです。
空気より軽い、数少ない成分です。
さて、空気より軽いと言いましたが、空気より軽いと何が起きるか。
Heをご覧ください。吸うと声が高くなります。
これは、(まあほかの要因もちょっとあるんだけど)He中を通る音の速さが早くなるためです。
そのため、音の振動数が上がります。
Neも空気より軽い成分ではありますが、これはあんまり起きないそうです。残念。
ネオンの用途としては、光らせる用途が主です。
ネオン管と呼ばれるものの存在を皆様知っている通りですが、
赤色のネオン管で、ちゃんと管になっているものは、中にネオンが入っている可能性が高いです!(場合によっては蛍光灯に赤色フィルムの可能性も捨てきれないですが)
最近はLEDにとってかわられてます。
Arの時にも多分語るんですけど、蛍光灯2027年問題というのがあっての……
蛍光灯の製造がされなくなるんじゃ……
蛍光灯には水銀が含まれるので……
そしてネオン管も、ネオンの名ですが中にほかのガスが入ってる場合(色が赤じゃない)は水銀が入っている場合があるので……
ネオン管と蛍光灯って原理が一緒なので……
ネオンを光らせる以外の用途だと、高エネルギー物理の分野で、高エネルギー粒子が飛んでる軌跡を光らせてみるためにも使われてるそうです。
霧箱みたいだね!!
霧箱とは、放射線を可視化する装置です。
霧の素が充満した箱の中を放射線が入ると、霧ができてその軌跡を見ることができます。
科博にでっかい霧箱あってテンション上がった。
結局光らせる用途だって?そうかも。
他には、Heより温度は高いものの、液体窒素より温度の低い極低温冷媒として使われるそうです。
あんまり出番はないです。
やはり光。光は強い。
ネオンと似ている光としては、ナトリウムランプなんか有名でしょうか?
一昔前は、トンネルの電気はほぼナトリウムランプでした。
オレンジ色の光で、単色光。
ネオンとの違いはその光の波長で、ナトリウムランプの下ではすべてオレンジで色を無くします。
単色光っていうのは、その波長の光しかないので、オレンジ以外何色も見えなくなってしまうんですよね。
最近はそれも減ってきてます。
最近でもナトリウムランプが見れるのは、深夜の高速道路とかでしょうか?
ネオンランプ、20年くらいは持つそうなので、もう多分あと20年したらみれなくなるんかな……と思うとちょっと寂しいです。
そうそう。
neonは英語ではニーアンと発音します。
ドイツ語ではネーオンになります。
ドイツ語でneon lichtになります。ネーオン リヒトと発音します。
このブログの最初期を知ってる方は、私が(このリヒトを語源に持つ)キャラを好きになっていたのを知っているはずだ……
私が最初に覚えたドイツ語です。というかドイツ語これしか知らん。
テンションあがったよね。ドイツ語辞書引いたとき。
リヒト君ありがとう。
君とネオンで私はつながっている(?)
ネオンの不思議な性質としては、気体と液体の体積比率が大きいということです。つまり、液体Neを気体にするとめっちゃ膨張するという話。
通常の気体はおおよそ500~800倍ですが、Neは約1400倍!
すごい!
これを利用して、なかなか行けない場所……宇宙や深海などの人工空気をつくるのに役立っています。
さて、化学的に希ガスは不活性ですが、Neだけが唯一化合物を報告されてない元素です。そのはず。
一応ArとHeは(むりやり結合と言えど)化合物作ると報告されています。
なので、周期表で唯一孤独の元素とも呼べます。
もしかしたら、未来に何かと無理矢理結合させられてるかもしれませんが、現在は。
……
ネオン、ありがとう。
君のおかげで俺はここまでこれたよ。
ネオンについては、調べても本当に情報が出ないので(希ガスみんなそう)、
今日はこの辺で。
当社比結構語った……と思う。
明日はナトリウムについてお話しようと思います。
俺がネオンだ
というわけで、redの推し元素Neのターンです。
俺がネオンだ
名前の由来は新しいを意味するギリシャ語の「neos」より。
この文字をさらに由来調べていくと、印欧祖語の「nu」に至ります。
これは英語でのnowの由来にもなった言葉ですね。
neosには「若い」という意味もあったりします。これは、言葉の意味として存在するだけで、新しいを意味する単語としてneosが用いられてネオンになったという認識で大丈夫です。
ちなみにXeまでの希ガスの名前の由来が全部ギリシャ語由来なのは、(Heは別の人命名だけど)ラムゼーさんの趣味という説も……
ネオンに関しては、ラムゼーさんの息子(13)がノーヴムと名付けよう(これもラテン語で新しいの意)と提案しましたが、ラムゼーさんは「いや、ネオンがいい」と言いました。
ラムゼーさんとはいい酒が飲めそうだぜ……(redはネオンという名前の響きの良さから周期表に沼っています)
redですが、もともと物理系好きだったのが、ネオンのせいで化学沼に落ち、大学院まで行った馬鹿なので、本当ネオンという名前を付けてくれてありがとうラムゼーさん。
愛してる。ラムゼーさんを拝む。
トラヴァースさんのことも拝んであげて……
Neに関して。
ArとHeをみつけたラムゼーさんは、原子量的にその間に元素が入るはず!
と考えて、発見されたのがKrです。
なので、NeよりもKrの方が発見は早いのです。
当時、少し前にメンデレーエフさんによって今につながる周期表が提唱されて、新しい族(希ガス)を作るときは絶対ワクワクしたと思う(予想)。
Kr発見後、Arよりも早く揮発する成分にあるんじゃないか?と考えて固化と蒸発を繰り返し、Neを得ました。
スペクトルを始めて調べたとき、その赤色は今まで希ガスで見たことのない色だったと思う。
(ほかの希ガスは全然違う色してるので)
当時、液体Arを何Lとか用意して実験したんじゃなかったかな。
これも、液体空気を作る新しい技術が生まれたおかげです。
さて、ネオン。
希ガスとしては、Arに次いで大気中に多い成分です。
具体的には、大気中の成分としてはCO2に次いで5番目に多いのがネオンです。
ネオンを入れた風船は、ゆっくりと空に昇っていくのだそうです。
空気より軽い、数少ない成分です。
さて、空気より軽いと言いましたが、空気より軽いと何が起きるか。
Heをご覧ください。吸うと声が高くなります。
これは、(まあほかの要因もちょっとあるんだけど)He中を通る音の速さが早くなるためです。
そのため、音の振動数が上がります。
Neも空気より軽い成分ではありますが、これはあんまり起きないそうです。残念。
ネオンの用途としては、光らせる用途が主です。
ネオン管と呼ばれるものの存在を皆様知っている通りですが、
赤色のネオン管で、ちゃんと管になっているものは、中にネオンが入っている可能性が高いです!(場合によっては蛍光灯に赤色フィルムの可能性も捨てきれないですが)
最近はLEDにとってかわられてます。
Arの時にも多分語るんですけど、蛍光灯2027年問題というのがあっての……
蛍光灯の製造がされなくなるんじゃ……
蛍光灯には水銀が含まれるので……
そしてネオン管も、ネオンの名ですが中にほかのガスが入ってる場合(色が赤じゃない)は水銀が入っている場合があるので……
ネオン管と蛍光灯って原理が一緒なので……
ネオンを光らせる以外の用途だと、高エネルギー物理の分野で、高エネルギー粒子が飛んでる軌跡を光らせてみるためにも使われてるそうです。
霧箱みたいだね!!
霧箱とは、放射線を可視化する装置です。
霧の素が充満した箱の中を放射線が入ると、霧ができてその軌跡を見ることができます。
科博にでっかい霧箱あってテンション上がった。
結局光らせる用途だって?そうかも。
他には、Heより温度は高いものの、液体窒素より温度の低い極低温冷媒として使われるそうです。
あんまり出番はないです。
やはり光。光は強い。
ネオンと似ている光としては、ナトリウムランプなんか有名でしょうか?
一昔前は、トンネルの電気はほぼナトリウムランプでした。
オレンジ色の光で、単色光。
ネオンとの違いはその光の波長で、ナトリウムランプの下ではすべてオレンジで色を無くします。
単色光っていうのは、その波長の光しかないので、オレンジ以外何色も見えなくなってしまうんですよね。
最近はそれも減ってきてます。
最近でもナトリウムランプが見れるのは、深夜の高速道路とかでしょうか?
ネオンランプ、20年くらいは持つそうなので、もう多分あと20年したらみれなくなるんかな……と思うとちょっと寂しいです。
そうそう。
neonは英語ではニーアンと発音します。
ドイツ語ではネーオンになります。
ドイツ語でneon lichtになります。ネーオン リヒトと発音します。
このブログの最初期を知ってる方は、私が(このリヒトを語源に持つ)キャラを好きになっていたのを知っているはずだ……
私が最初に覚えたドイツ語です。というかドイツ語これしか知らん。
テンションあがったよね。ドイツ語辞書引いたとき。
リヒト君ありがとう。
君とネオンで私はつながっている(?)
ネオンの不思議な性質としては、気体と液体の体積比率が大きいということです。つまり、液体Neを気体にするとめっちゃ膨張するという話。
通常の気体はおおよそ500~800倍ですが、Neは約1400倍!
すごい!
これを利用して、なかなか行けない場所……宇宙や深海などの人工空気をつくるのに役立っています。
さて、化学的に希ガスは不活性ですが、Neだけが唯一化合物を報告されてない元素です。そのはず。
一応ArとHeは(むりやり結合と言えど)化合物作ると報告されています。
なので、周期表で唯一孤独の元素とも呼べます。
もしかしたら、未来に何かと無理矢理結合させられてるかもしれませんが、現在は。
……
ネオン、ありがとう。
君のおかげで俺はここまでこれたよ。
ネオンについては、調べても本当に情報が出ないので(希ガスみんなそう)、
今日はこの辺で。
当社比結構語った……と思う。
明日はナトリウムについてお話しようと思います。
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