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since2009/11/9…… 三日坊主になりながらも、何か書いています。
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さて、今日は硫黄のターンです!
希ガス以外に推し元素をあげるなら硫黄以下セレン、テルルとか、コバルト、ニッケルとかを上げるredですが、とりあえず、初めて取ったTwitterアカウントがsulfur_sulphurなじてんでお察し。
今このID再利用してます()

というわけで、硫黄のお話ですね。
名前の由来はサンスクリット語のsulvere(火の源)に由来します。
サンスクリットってどこ?と思ったので調べたら、古代インドあたりらしいですね。
はえー
古くから知られてる元素なのでそうか。

ちなみに、英語で描くときは古くはsulphurを用いていましたが、現在ではsulfurを用いているそうです。
サルファって響きが大好きでね……

古くから知られている元素と言いましたが、地殻中に単体で存在します。
温泉の近くとかで硫黄単体が見れます。
私は、実は遠目にしか見たことがありません……
欲しいな、硫黄。
合法所持できる元素なので、そのうちほしいです。

先日のリンの記事でも描きましたが、体内でも多く存在する元素です。
特に、システインなどの成分として生物の必須元素として存在しています。

このシステイン、特に多いのは髪や爪です。他にもいるかもしれませんが……(調査不足)

よく、夜に爪を切ると親の死に目に会えないとか言われます。
これは、昔の日本では囲炉裏が夜の明かりで、
爪を切ってそれが燃えると、火葬場の匂いになるから=システインの硫黄が燃えることで悪臭を放つによるそうです。

ちなみに、髪のシステインはパーマなどでよく用いられています。
え?どういうこと?と思われますが、
髪の毛の仕組みって、隣のシステイン同士がシステイン結合というのでつながってるんですね。
パーマでは、いったんまずこれを切断する薬剤を使います。
で、狙った形に整えた後、その結合を再び作ってあげる薬剤を使います。
そうすることで、形を保ったままいられるわけです。

先ほど言ったとおり、硫黄は燃えると悪臭を放ちます。
燃えるとはちょっと違いますが、においのイメージは草津温泉などの硫化水素の匂いでしょうか。
硫化水素の匂いを硫黄の匂いということがありますが、
硫黄は無臭です。

硫化水素の匂い、もっと身近でかげないの?
腐った卵なんてどう用意するの?

そんなあなたはゆで卵を作りましょう。
ゆで卵を作ると、黄身の中の鉄分……だったか、なんだったかの関係で、結果的に硫化水素がすこし発生します。
ゆで卵の独特な匂いの原因ですね。
あとおいしく食べられる。
できるだけ中身までかっちかちのゆで卵を作ろう!

というわけで、ゆで卵は硫化水素がちょっと発生してる話。

あ、草津温泉はそのうち行きたいです。

さて、硫黄。
黒色火薬や花火などの原料として使われます。

また、ゴムの加硫という工程で用いられ、これをすることでゴムの強度を付けます。
生ゴムというのはゴムの木を切ってそこから垂れて来るものをつかってる……はず、多分。
そのままだと強度が足りません。
なので、そのゴムの分子同士を加硫することにより、硫黄がつないでくれます。
上のシステイン結合に似たかんじですね。
これにより、強度が増します。
これにより、タイヤとか、そういう身近なゴムになるんですね。

ゴムで1個トピック。
輪ゴムを引っ張ると温度が下がります。
エントロピーがどうとかなんとかの理由。
ちなみに、逆に温めると縮みます。
おもしろいね!

大学院で実験したからこれ……

さて、硫黄と言えば、硫酸。
ちなみに硫酸、最も大量に製造される工業薬品らしいですよ。
そんな硫酸どこでつかってんの?って思ってましたが、
肥料。薬品、繊維、鉄鋼、金属、食品などの工業でよく用いられるそうです。
はえー面白。

硫酸は強酸として有名ですし、
確かに有機合成の酸でもよく見たかも。

香料化学で、フィッシャーのエステル化があるんですけど、
これわかりやすいとこだと、酢酸とエタノール、そして硫酸を加えることで、酢酸エチルというのができる(脱水してエステル化する)というものです。
酢酸エチルというのは、においのある物質です。
溶媒としても使われます。
結構甘い匂いがします。何かの匂いってたとえられてたはずだけど覚えてない。

硫酸は脱水作用とかあったはず。
あと、砂糖に硫酸をかけると炭化するとか。
それもこれによったはず……
もう高校化学の範囲があたまから抜けてる……

だから、硫酸を扱うときは白衣を着て、
絶対服には触れさすなだったと思います。
服の繊維を炭化させて、ぼろぼろにしちゃうらしいです。
穴が開いたりとか。

あ、エステル化で思い出しましたが、ギ酸とメタノールに硫酸を加えるエステル化は、硫酸を加えた瞬間に沸騰して結構派手です、危ないけど。

これは、硫酸の溶解熱が非常に大きいことに由来します。
濃硫酸を希硫酸にするときは気を付けようね!

……

さて、今日はこの辺で。
明日はハロゲン、塩素のお話をしたいと思います。

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