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since2009/11/9…… 三日坊主になりながらも、何か書いています。
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今日はクロムの話です。
ついにクリスマスイブまで来てしまいましたね。

さてクロムの話。
名前の由来は、化合物が様々な色を持つことからギリシャ語のchroma(色)に由来。
日本語名はドイツ語のChromによる。

これを見ると、クロミズムを思い出してしまうのは私だけでしょうか。
フォトクロミズム、サーモクロミズム、エレクトロクロミズム……
色が様々な刺激によって変化するこれらもなにか……由来的にはどこかでつながっていそうな……
(※調べてないので信じないで)

地殻での存在度は21位です。
多いのか少ないのか微妙なランキング。

コレステロールや糖の代謝に必要な微量必須元素です。
Cr6+は毒性が高いです。

そういえば、一昔前にCr6+の入ったタンクに落ちた猫が逃げ出したとかってニュースになってましたよね。
あれどうなったんでしょうね……

純粋なクロムの製造には、鉄との分離が不可欠(鉄は26番目なので、アドベントカレンダーに出てこないのである……)ですが、
この工程がかなり何段階もあって複雑なんだそう。
最終的にはテルミット反応で分離するそうです。

出ましたね!!!!!!!!!!!!!!!テルミット!!!!!!!!!!!!!!!
危険な実験(高校で習う範囲)では見た目の派手さもあり私の中ではかなり上位です。

そういえば、昔化学系メーカーで働いている方とお話させてもらう機会があり、
「砂鉄が取れる海岸で袋いっぱいの砂鉄から鉄を作ったんだけどどうやったと思う?」
と聞かれ、その場でとっさにこたえられなかったんだけど、
テルミットだったんじゃないかな……って今では思います。
結局、その方とはその一回以降会えてないですが……

クロムは、クロムメッキや合金の材料として利用されています。
クロムの金属表面に安定な酸化被膜ができ不働態となるため、耐食性に強いです。

また、Fe-Cr-Niはステンレス鋼として利用されています。
意外と身近な元素ですね。

PbCrO4、およびZnCr4は、黄色顔料として「クロムイエロー」という名でペンキ材料に使われています。
透明水彩にもクロムを含むものなかったかな?
油絵具だったかな?
とにかく、透明水彩とか油絵具とかにも、こういう顔料として少し毒性のある元素が含まれる場合があります。
コバルトブルーなんか有名な色ですよね。
ただ、高いのでより安価に別の材料で同じ色をということで、コバルトブルーヒューというものが売られてたりします。
こだわる人はこの辺こだわるそうですが、私はそんなこだわらないので、
コバルトブルーは持ってます(?)
地味に高かった……

透明水彩……ホルベイン社のモノを私は愛用してますが、
見ると「セレンを含んでいます」とか危険表示が合ったりします。
つまり合法所持セレンってコト……
クロムにその表示があったかはあんまり覚えてないですが、
そういうのもあるよってわけで。

そういえば、油絵具ではジンクホワイトとシルバーホワイトがありましたよね。
ジンクは亜鉛の意です。
油絵具は、色に含まれる元素の影響で混ぜてはいけない色というのもあったはずです。
最近ではかなり改善されてるとは思いますが……

意外とこういう色素系の化学も面白いものがあって、
私はそれにあこがれて研究室を選んだんですけどね……
メンタルが……壊れましたね……

でも、絵の具を作る研究というのも、なかなか面白いものがあると思います。
私は結構好きです。

……

さて、今日はこの辺で。
明日でラスト、マンガンです!

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