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since2009/11/9…… 三日坊主になりながらも、何か書いています。
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こんにちは、redです。
今日も今日とてキャラデザやっていくよ~

こんな感じ。
イメージ的には周期表の下に行けば行くほど重そうな服にしたいという欲があります。
でも重そうな服が解りません。
Xeは結構医療や研究で使われてるイメージなので、白衣モチーフのコートってことで許してもろて……
膝?
膝は大事じゃろ。


キャラデザ絵。
この紐みたいなのなんなんだろ…なんだろう……

ズボンの素材にはちょっとこだわりました。
てっかてかにしてやりました。
光物のイメージ強いので(?)

絶対カレーうどんとか食べに行けないね……♡

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フッ素!!!!
フッ素の日ですよ!!!!!!!!
というわけで、フッ素のお話。

名前の由来は、実際は蛍石のフローライトから。でも、そのもっと語源に迫ると、ラテン語で流れるを意味するfluoreから来ています。
流れる?と思うと思いますが、これは、フッ素化合物を使うと治金の時になんか金属の流動性がよくなるとかなんとかなんかそんな感じ。
ちょっと、詳しい文献なくてすいません。また、命名も諸説あるのだそうです。

フッ素の単離は非常に困難を極め、多くの化学者が中毒を起こしたり、中には亡くなった者もいます。
そんな中、単離に成功したのは1886年のこと……だったかな。
モアッサンという化学者が、フッ素の単体を得ました。
ちなみに、この翌年に閃ウラン鉱を希硫酸で加熱すると不活性なガス→のちのHeが出ることが発見されています。
ちょうど、希ガスの歴史の時期なんですね。
あの時期はたくさんの元素が見つかってるからの……

フッ素と同い年には、GeにDyが発見されています。
幼馴染だね……!!!!

さて、フッ素はハロゲン族の一人です。
反応性が高く、天然で元素単体で産出することはありません。

自然界では、フッ素は蛍石、フルオロアパタイト、氷晶石などとして産出します。
氷晶石、綺麗な名前ですよね。これは、Alの製造の時に出てきます。
Alの製造の際、アルミナという物質を使うのですが、まあこれの融点の高いこと。
そこにこの氷晶石を加えると、凝固点降下が起きて融点がぐっと下がるのだとか。
これは高校化学でも融解塩電解のところで出てくるお話ですね。
皆様の一円玉も、こうやってできています。
そういえば、今はどうかはわかりませんけど、1円玉を作るのにかかるコストは1円当たり2円だぜ!!って話ありましたよね。

さてそんな単離の難しいフッ素君、HFの電気分解法で得られています。

元々フッ素は、それほど単体での利用方法がなかったです。
ですがウランを濃縮する際、UF6を使うことが必要なので、そこで需要が高まりました。
ちょっと苦い歴史ですね。

最近では、テフロン樹脂なんかが化学的に非常に安定なため、利用されてますね。
いわゆるフッ素加工フライパンのこと。
いろんなものがくっつきにくくなるアレです。

そういえば以前、元素標本をアマゾンで探していたところ、
フッ素がありまして……
はえ!?って思ったら、テフロン樹脂をフッ素として売ってました。そらそうや。

元素標本、アマゾンで調べると楽しいですよ。
いろんな元素意外と売ってます。
そこで私は希ガス(合法)5人と、ネオジム、プラセオジムを得ました。
嬉しいです。

ちなみに、このネオジムはよく磁石ででてくるネオジム磁石のネオジムです。
プラセオジムは、「にら色の双子」(ジムが双子という意味)で、ネオジムとは双子というか、
もともと分離が困難な一つの元素だと思われてました(当時の名前はジジムだったか?)。
にら色なのは、化合物がにら色を示すからです。
ネオジムのネオは、ネオンの名前の由来と同じところから、新しい双子という意味でネオジム。
だから私ネオジムのこと結構好き。

さて。

フッ素の単体を得るのが非常に困難なのはわかると思いますが、
モアッサンさん、ノーベル賞もらってます。化学賞ですね。
1900年初頭のノーベル賞って、結構見覚えのある化学者が名を連ねてたりします。

フィッシャー投影式のフィッシャーさんとか……アレニウスさん、ファントホッフさん、キュリー夫人もそうですが、ラザフォードさんとか……
ハーバーボッシュ法もノーベル賞とったのは先日も話した通りですが。
高校化学をやってるだけでも見覚えのある名前の人、大学で化学をやってるとみる人……
やはり激動の時代だけあって、今では当たり前に使われてる技術の化学者が名前を連ねてます。

ラザフォードさんは、元素の名前の由来にまでなってしまいましたね。
キュリー夫人もそうですが。
ラザフォードさんの研究で有名なのは、金箔にα線(He原子核)をぶつける研究でしょうか。
それによって、原子核でα線が散乱するんですけど、ほとんどは素通りすることで、
原子核は非常に小さいという結論を出したとかだったと思います。
ラザフォードさんのノーベル賞の研究は、元素の崩壊と放射性元素の化学についての研究だったはずです。

フッ素の発見はメンデレーエフの周期表の発表から20年程度しか経ってないわけですが、
メンデレーエフさんの論文の邦訳を読みたい方は日本化学会編の「化学の原典8 元素の周期律」へどうぞ(絶版本をおすすめするな)
4月頃に古書販売サイトとか、アマゾンで中古を探すと見つかります。
ちなみにこのシリーズの9は希ガスに関する本です。
希ガスに関する専門書でほぼ唯一と言っていい本です(涙声)

この本シリーズ、私大学院の図書館で見つけて知ったんですけど、
今ではもう常識になってしまった化学のあれこれに関して邦訳の論文と解説を乗せてる本になります。
もし、今大学に所属していて図書館にあるよーってなったら、ぜひ読んでみてください。

……

最後はお勧めの本の話になってしまいましたね。
フッ素についてのカンペがなくなったので、今日はこの辺で。

明日はネオンだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!推し元素!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
思いっきり語るつもりでいるけどあんまりネタはないよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
泣いてます。

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さ~て今日は酸素についてしゃべっていくよ。

名前の由来は酸を意味するoxysと、形成するを意味するgenesより、oxygen。
昔は酸には全部酸素が含まれてると思われてたみたい。

そういえば酸と塩基の定義っていろいろありますよね。
ブレンステッドの定義とかルイスの定義とか。
どれがどれくらい広かったかはもう覚えてない(化学科失格侍)んですけど、ルイス酸は結構広い定義だったのは覚えてる。
この辺、高校化学で今やってる人なら「そうそう酸塩基の定義いろいろあって覚えるのめんd……」ってわかってもらえると思う。

さて、宇宙での存在度は炭素に次いで4位です。
やっぱり、原子番号が偶数の元素で、特に軽いほうが量が多いのは見えますね。
ベリリウムは………
でも地球が生まれたとき、大気中にはO2はほとんど存在しませんでした。
地殻中にはたくさんいましたし、多分CO2はたくさんいた。
ある時、生物の進化により植物が発生、CO2濃度は急激に減り、酸素濃度が上がりました。
これにより、生物の大量絶滅が起き、今の地球の大気成分へと変わっていきます。

そういえば、地殻中の存在度は酸素が1位でほぼ半分を占めています。
鉱石成分でも酸素を含んだものがかなり多いです。(CaF2とかはちがうけどね。これは蛍石です)
SiO2(石英)の形が特に多いのかな?
ケイ素の割合も地殻中では2番目に多い元素だったはずです。

大学受験を控えてるみんな!
地殻中の元素の割合の問題で、たまに「最も多い金属元素は何?」って聞かれることがあるぞ!
その時は迷わずAlって答えるんだぞ……お姉さんとの約束だ……
最も多い元素では酸素ですが、金属元素では一番多いのはアルミニウムです。

さて、O2は空気を液化し、分別蒸留して窒素や希ガスを取り除いて得られています。
出ましたね空気の液化。
液体および固体の酸素は、薄い青色をしています。
私見たはずなんですよね……液体酸素。
確かに青かった。うっすら。
その記憶だけはあるんだけど、何で見たかおぼえてない……大学なのかな?

さて、傷口の消毒に過酸化水素水が使われることがあります……ありました?
最近はというか私の時代でもあんまり見た記憶がないです。
これは、傷口でカタラーゼという成分が触媒になって酸素を発生させるため、酸素が発生して泡立ちます。
実際は、消毒としてより洗浄としての意味合いが強いらしいです。

さて、酸素の同素体オゾン。
我々を守っているのは、オゾン層というのはよくご存じのことで……
242nm以下の紫外線によって酸素からオゾンが発生します。
しかし、240~320nmの紫外線で、オゾンはO2とOに解離します。
これにより、オゾンの濃度は一定に保たれます。

オゾンと言えば、昔のテレビ、裏に回って匂いを嗅ぐと独特な匂いがしました。
これも、実はオゾンでした。
この昔のテレビ、ブラウン管テレビのことなんですけど、私が生きてた時代ではまだブラウン管でしたので、覚えがあります。
もうどんな匂いかは覚えてないんですけど……

さて、酸素といえば、以前聞いた話だとラジカルということで……
酸素分子の電子をこう……書いてみたことあるんですよ。
ラジカルって言うと、とにかく反応性が高くてすぐ他と反応するイメージあったので。
あ、ちなみにラジカルについて知らない人に向けて説明すると、
塩素なんかは紫外線によってCl2→2CL・って、電子を1個だけ持った軌道を持つ原子だったり、ほかの分子でも電子を1個だけ持った軌道を持つ分子が生まれたりと
そういう現象が起きるんですね。
これがオゾン層破壊の原因の一端でもあるんですが……
話を戻しまして、酸素ってラジカルなの!?ってなって描いてみたら、確かに一番高い電子が入っている軌道は、電子が1個しか入ってない軌道が2個ある、ビラジカルという形式になってる。
多分、皆さんにとって最も身近なラジカルだと思います。

ラジカルといえば、思い出すのは高分子合成でしょうか。
有機合成でも度々出てくるのですが、生成物の制御が難しいことから、あんまり有機合成では出てこないイメージ(むしろこれを遮断するために、褐色のフラスコとか使うイメージ)
高分子ではラジカル重合という合成法があって、これ結構利用されてた気がします。
特に、みんながよく使うような安価なプラスチックで多いイメージ……これはイメージです。

やっぱりね、高機能な高分子(機能がいい高分子)は別の重合法で、高分子の長さや構造を制御しなきゃいけないという気持ちがあります。
ポリプロピレンなんかは、構造制御しなきゃいけないもっともな例ですね。
主鎖にたいして、腕の向きがバラバラのアタックチックと呼ばれる構造だと固体にならないんじゃなかったかな。
一般的には、アイソタクチックポリプロピレンが利用されているはずです。
他にも、シンジオタクチックポリプロピレンというのもあります。
どっちがどっちだったか覚えてないけど、腕の向きが交互か、同じ向きを向いていることで、結晶性が生まれます。

高分子の結晶性?っておもわれそうですけど、確か高分子は部分的に結晶化していた……はず。
これに関してはあんまり覚えてないや。

話がそれましたね。
ラジカル重合の主な例はポリエチレンとか、ビニル系の高分子です。
結構身近に見たことある!って人、多いんじゃないでしょうか?

私が合成したことあるのは電解重合って高分子の合成なんですけどね……ウッ(突然の過去を思い出す)
これは電気化学的にサイクリックボルタンメトリーというのをして合成する高分子の合成法です。導電性高分子をやってるとおなじみです。

そういえば。
生体内では酸素は重要なのはよくご存じの通りで……
水、アミノ酸、タンパク質、カルボン酸、リン酸などとして含まれており、61%は酸素でできています、最大の成分です。当然。

リン酸?なんで体内にリン酸?って思われそうですが、
人間のエネルギーって、リン酸によって活用されてるんですよ。
現在の人間の代謝は、リン酸……アデノシン3リン酸(ATP)という成分がエネルギーの元になっており、これがATPサイクルです。
ATPサイクルにより、我々は生きています。
これを作るのにブドウ糖を取ったりして生きてるわけですね。

化学史とかだと、酸素の発見あたりから結構爆発的に化学という分野が生まれるイメージ……
これは調べてないので適当言ってます。
この辺の化学史は詳しくないんで……
でも、化学というジャンルが生まれて300年程度しか経ってないはずです。
たしか。メイビー
いろんな元素の定義が生まれては消えてを繰り返した錬金術時代から、化学へと名前が変わっていくのが、こういう時代。
化学ケミストリーという単語は、もともとは錬金術を意味するアルケミストからきてるので、つながってはいるんですけどね。

……

さて、カンペがなくなったので今日はこの辺で。
酸素についてはもっと語れる内容がありそうですが、
カンペがなくなったので(言い訳)
そういうわけで、今日もそこそこ語ってしまったのでこのへんで許してください。

明日はフッ素についてしゃべります。それでは。

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今欲望と戦ってる。

今まで企画やらなんやらでキャラデザとか結構してきたけど、
でもやっぱり苦手じゃ……
キャラクターを0から生み出すの本当に不得意っぽい。

色々資料になるものを持ってはいるんですけどね……
読んで勉強もしてるんですけどね……
だめですね……

でも、一度生まれたキャラの設定はバカスカ生えてくる。
チーム希ガスプロジェクトの更新のタイミングを逃してるのはこのせいです。

今100年前のチーム希ガスについての妄想もしてるけど……

どうして平和な世界線の話が妄想できないんですか?
なんか争ってるのは見える……

やはり……これが癖……

今最近調べものして知らない設定がいろいろ生えてるので、もうだめです!!!!
助けてください!!

基本的には一次創作の人間なので0→1は比較的得意なはずなんですけどねえ!!
おかしいですねえ!!!!

もしかしたら1→10の方が得意なのかもしれない……そんな……

今月中にはデザイン全員上げた上にいろいろキャラデザもしたいね(遠い目)

でも、基本的には全員はキャラ擬人化しないという強い意思を持ってます。
118人もやったら私は……
どうなってしまうか……

とりあえず、今は物語を考えたい。
あとそろそろサイトの更新してください。
私より。

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今日はね、窒素の話をしていくよ。

名前の由来は英語名nitrogenは硝酸カリウムを意味するnitreから命名されてます。
ちなみに日本語の「窒素」は、ドイツ語のstickstoff(窒息する物質)から名付けられたんだとか。

ニトロって言われると、そういえば微生物で、窒素をあれこれする微生物の名前にはニトロ~って名前が付けられるものが多いと聞いた気がします。
窒素固定とか……(あとでもうちょっと詳しく話しますが、空気中の窒素をアンモニア的なああいうのに変える微生物とかですね。有名なところだと、やせた土地を再生するためにそういう微生物が根っこで寄生する?豆的なものを育てるという話にも出てくる微生物たちがそうだったと思います)

人間の体内では、アミノ酸やたんぱく質、核酸の塩基などの構成元素として重要です。
このNがいるおかげで水素結合を形成して、私たちのDNAは二重らせんを作ったりしています。

さて窒素君。結構反応性の高いものとしてはアジ化化合物系統が良く名前が挙がる気がします。
爆発的に反応するやつですね。
アジ化ナトリウムは、一時はその爆発的な熱分解により、車のエアバッグに使われてた時代もありました。現在は使われてないそうです。

さて、希ガスのことを不活性ガスと呼ぶこともあるという言論もありますが、
皆さんご存じの通り、窒素もかなり不活性なので、不活性ガスとして金属工業や実験室で用いられています。
液体窒素はまあ、空気から得られますからね……
空気の成分の大半は窒素なので、そういう用途で使うには便利なんですよね。
窒素でダメな場合はアルゴンを使います。これに関してはアルゴンの時に語るかな……

さて、液体空気を得る方法はいろいろありますが、
希ガスは液体空気から大半が得られています。
当時新しい液体空気を得る方法が開発されたりしたのも大きかったと聞きます。
(ちょうど、今から130年くらい前の話になるでしょうか?)

液体窒素は、安価な寒剤として、よく使われていますよね。
有名な話だと、とにかくなんでも液体窒素に入れてみるとか。
液体窒素マシュマロ、おいしいですよ。(食べた瞬間ぱりっ、噛むとふわー)

超伝導の世界だと、液体窒素の壁というか、液体ヘリウムで超伝導は発見されてますが、
液体窒素で超伝導を示す物質を探すのが結構重要だったりとかなんとか。
液体ヘリウム高いんじゃ……
常温超伝導がどれほどの夢かがわかると思いますが……

さて、N2Oは笑気ガスと呼ばれ、麻酔にも使われます。
NとOの化合物はいろいろありますが、NOxと呼ばれて酸性雨の原因の一つにもなる……とかありませんでしたっけ?
高校化学では、化学平衡の実験で見やすい分子の一例にNとOの化合物があった気がします。
(圧力をかけると色が変化するみたいな)
ちょっと高校化学から遠ざかって久しいので記憶があやふやですが……

さて、最初の方に言った窒素固定の話。
工業的に窒素固定が行えるようになったのは、最終的にはハーバーボッシュ法(それ以前もいろいろ方法は考えられてましたが)が有名です。
ノーベル賞ももらっているらしいです。
空気中のN2からアンモニアNH3をつくるこれは、アンモニアが肥料になって、小麦がたくさん作れるようになるということから「空気からパンをつくる」といわれたそう。

最近諸事情で、希ガスの歴史と、化学史と、世界史をまとめてたんですけど、
ハーバーボッシュ法が工業的に稼働し始めたのは希ガスの発見より後らしいです。
私の中の化学史が希ガスの発見を中心に回っているのがよくわかりますね!!
いや、でもそれだけあの時代は激動の時代だったんですよ。
元素もいっぱい発見されているし……
世界史的には、ハーバーボッシュ法が工業的に稼働した翌年に第一次世界大戦が起きてるそうです。

世界史と化学史の話をもうちょっとすると、
希ガスの発見~ラムゼーさんのノーベル賞受賞(この年はレイリーさんも希ガス関連でノーベル賞を取っています。希ガスがノーベル賞2個取ってることになります)した年は、
日本で言うと日清戦争がと日露戦争の間だそうです。
あの辺の時代は戦争が多くての……
この10年間について、日本史のかなり詳しい本を参照したところ、
ちょうど産業革命が日本で起きていた時代だそうです。
当時は、それ以前は糸を買ってきて染めてもらって、それを織って普段着にしてたのですが、
これが工業的に生産された服を着るようになる転換期だったそうです。(ちょっと間違えてるかも)

さて、ハーバーボッシュ法といえば、高校化学ではもう一つ窒素にまつわる合成法、有名なのありますよね?
そうです、オストワルト法です。
これは硝酸の工業的な製造法です。
やっぱり多分あの辺の時代に、窒素の反応を工業的に起こせるだけの技術が開発されてた時代だったんじゃないでしょうか?

硝酸といえば、塩酸との混酸で王水になるのは有名な話。
金すら溶かす例のあれです。
あとは濃硝酸を皮膚に付けてしまうと、キサントプロテイン反応という、皮膚が黄変する反応もあったかな?
私も一回やらかして、「おお、これが……」ってなった覚えがあります。

有機化学上でのニトロ化合物は、爆発性だったり反応性がとにかくすごいですよね。
お気に入りはピクリン酸です。かわいいね。

イメージ的にのはなしになってしまいますが、
窒素の入った低分子有機化合物の一部はちょっと臭う気がします。これは私の感覚です。
例外は多そう。

さて、ここまで語りましたが、ふと思いだしたのがポルフィリン環。
葉緑体の成分で、葉っぱの緑色を着色している元素です(環の中にMgイオンが配位しています)。
これも昨日炭素で語った共役に関係が少しあります。
(私はこの研究もやってみたかった……!!)

……

さて、窒素についてはこんな感じ。
今回はちょっと長文になった(当社比)。

明日は窒素と仲のいい?酸素です!

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味炉のキャラデザ見直してました。

ポンチョを着ているイメージ。
ちょっとこの辺から元素として重くなってくると思うので、そういうイメージから、ちょっとずつキャラデザを重くしたい。

ちなみに今回タイムラプス二枚ありまして。
一枚目はキャラデザしてた時のタイムラプス。
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これです。
あんまりこういうのさらさないんだけど、せっかくだから。
これみてわかると思うけど、結構私資料見てないな?

もう一枚は立ち絵のタイムラプス。
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こんな感じで描いてました。
タイムラプス撮るのは楽しいけど、見直すとちょっと恥ずかしい。

ちなみに今の環境なら負荷にならないだろうと、最近の絵は全部タイムラプスつけてます。

内心ではメイキング配信とかもしてみたいものの……
色々忘れちゃったよ……
ソフトの操作方法とか……

そんなわけで、こんな感じでキャラデザしてたよ~って報告。

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炭素だ!!!!炭素炭素炭素!!!!
私が(大学時代)一番お世話になった元素!(redは一応大学時代は有機化学をやってました)

名前の由来はラテン語の木炭carboに由来します。
そういえば昨日希ガスの名前の由来の由来みたいに、単語の語源を探り、そこからの派生語をしらべるみたいな作業をしてたんですけど、
めちゃくちゃ面白かった。
アルゴンは否定+働くで怠け者って名づけなんですけど、働くって意味のギリシャ語の由来を調べると、エネルギー、アレルギーなんかの名前の由来にもなってるとかなんとか。
そういうのを片っ端から調べてみるの、めっちゃ楽しい気がします。

Cは宇宙においてはH,Heに次いで多い元素です。成人の体には有機物として約1.2kgのCがいます。
やはり有機化合物。有機化合物は強い。

Cといえばよく言うのは同素体でしょうか?
ダイヤモンドとグラファイトが有名ですが、+でフラーレンやカーボンナノチューブなどがありますね。
フラーレンと聞くとその中に何か入りそうと思うし
カーボンナノチューブと聞いてもその中に何か入りそうと思うのであった……
実際、カーボンナノチューブは電気的磁気的に特異な性質を持ってて、管の中にいろいろな物質を取り込むのだそう。

これ関係あるかわかんないんですけど、化学の分野(有機化学)の中でも
有機化学(基本的に比較的低分子量の分子を扱う)と、
高分子化学(ポリマー……構造に繰り返しが何回も出てきてでっかい分子量の分子。わかりやすく言えばプラスチックを研究する)と、
超分子化学(二つ以上の分子が共有結合以外の水素結合などで組み合わさって機能している分子を扱う)があります。
もしかしたら知らないだけで他にもあるかも。

私一応全部軽く触ったことはあります。
元々有機化学がやりたくて研究室入ったら高分子やることになって、大学院で超分子にも手を出すことになったので。

高分子も面白いよ。
やっぱり分子量が格段に大きいだけあって、得意な性質を示すの大好き。
私がよく調べてたのは導電性高分子と言って、
基本皆さんイメージするのは電気が流れない(絶縁体の)プラスチックだと思うんですけど、
実は電気が流れるものがあります。
これで日本人が昔ノーベル賞を取った程度にはすごい研究です。
そこから派生した一端を一時期かじってました。

電気が流れるってどうやって?と思う方もいると思いますが、炭素の結合のうち二重結合と単結合が並んでいる状態がいくつか繰り返されると、そこを共役していると呼びます。
この共役しているって状態、二重結合と単結合が明確に分かれて存在しているわけではなく、その中間の構造をずーっと取ってます。
すると、電子がその上を流れることができるようになります。
二重結合のπ軌道がその電子を流す役割をしてる……だったかな?
ちょっと古い知識で申し訳ないです。

ちなみに、この共役という現象、物質の色にもかかわってきます。
共役すると同じエネルギー準位の軌道が生まれるので、そこで縮重が起こって軌道がバンド状になり、
バンドギャップ……まあ、結合性軌道と反結合性軌道の間の差ですね、が小さくなってきます。
そのバンドギャップのエネルギー差が可視光領域の光のエネルギーになってくると、色が着色する……という仕組みだったはず。
やっぱりこれも知識が古い!ちょっとよく覚えてない。

ちなみに、この共役の長さを反応で変えることにより、色を変化させるという研究もおこなわれています。総称して「クロミズム」と呼びます。
何で反応させるかによって、「○○クロミズム」と呼ばれます。
例えば温度で変化するサーモクロミズムや、光で変化するフォトクロミズムなど。
これは、温度や光によって分子構造が変わり共役の長さが変わって色が変わるというものですね。
この間科博行ってきたときに展示があってニコニコになった。

共役といえば、多分一番イメージしやすいのはベンゼン環かな?
あれ平面状分子かつ二重結合単結合が繰り返されてて、全部の結合の長さがその中間くらいの長さになっているというのは皆さんご存じの通りだと思いますが……
化学と言えば六角形をイメージするのもベンゼン環のイメージが割と強いのありそうです。

ちなみにですが、有機化合物を描くときに便利なノートの中にはマス目が六角形になっているノートも市販されてるそうですよ?

このまま有機化学の話を続けるんですけど、
やっぱり炭素は自身同士でもたくさん違う結合を作る上に、ほかの元素ともいろんな結合形式をとるので、化合物の数が尋常じゃないです。
有機化学だけで分厚い本が何カ所から分冊とかで出るくらいだもんね……仕方ないね……

よく出る考え方として、混成軌道という考え方があります。
炭素は最外殻のs軌道に2個、p軌道に2個の電子を持ってますがこの二つの軌道を混ぜるというと語弊があるけど、
sp3とかsp2とか……s軌道1個とp軌道3つを混ぜ合わせて等価なsp3軌道を作るみたいな考え方が割とよく出てきます。
そうなると、メタンのように、正四面体型で全部の結合の長さが同じになるみたいなことが起きるんですね。
これが分子の形や性質に大きくかかわってきます。
二重結合が出てくると(sp2混成軌道)、混成されなかったp軌道がπ結合を行い、そこの反応性がいいとかなんとか。

なんかエネルギー的に安定不安定みたいな話は見た気がしますがちょっと覚えてないです。

この辺の元素に限らず、元素たちは希ガスの電子配置になりたがってる者が多いです。
いわゆるオクテット則というやつ。
特に炭素の周期の元素は、だいたいはHeになりたがるかNeになりたがるか(電子配置が)のどっちかです。
やっぱ希ガスの電子配置って安定なんですよ。
sとpが満たされてるというか。
sの2個とpの6個をあわせて8個満たされてる(=オクテット。タコなんかは足が8本あるからオクトパスって言いますよね)のを安定とします。
なので、炭素も4つ電子を貰ってオクテットを満たそうとします。
よく炭素の手は4本って言われるのはこれが由来ですね。

ちなみにオクテット則、この周期の元素にしか(実は)当てはまらなかったりします。
硫黄なんかは、硫酸の構造を見ると結合の手がいっぱいあってウワアアアってなりますよ。
多分d軌道のせい?

……

有機化学についてならいくらでも語れてしまうので今日はこの辺で!
本当有機化学楽しいんですけど最近勉強全然できてない……
希ガスについて調べてる時間が多いためですね……

そんなわけで、今日はこの辺で。
来年はもっと情報を持って現れたいです。

明日はN、窒素です。

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今日は飯矢のキャラデザです。

今回は、昨日の夜にデザインをして、今日立ち絵を描きました。

まずは立ち絵から。
今回二日に分けて書いたので、自分用のメモを忘れないようにデザイン画にもメモを残してます。

こんな感じ。

イメージ的に意識してるのは、
・怠け者だけど、一番働いてる(働かされてる)
→一応かっちりした服のイメージ
・ネクタイが付けられること。
・天・二胡より重そうなイメージ

ちなみにここに・集積回路の柄が入ってる
が入ってたはずなんですけど、いつの間にか忘れちゃってたァ……

私がいかに自分で描いた資料も含めてみてないかがばれちゃうね☆

今回デザインするにあたって、飯矢の過去についてもちょっと掘り下げたんですけど、
希ガスって発見されて確か130年くらいしか経ってないんですよ。
でも100年くらい前って結構争いが起きてた時代だと思ってて。
希ガスたちもそれに巻き込まれてたんじゃないかな~と思ってます。

設定上、彼らは人間にまぎれてるので、絶対巻き込まれてると思うですよ。

ただ、私が歴史得意じゃないのであれなんですけど……

なので、生まれた後一回死んで、生まれ変わった希ガスたちが敵対してた時代があったかもしれない……と思ってます。
そこで、味炉との軋轢があったり、
部隊長飯矢がいたり
敵対国で指揮官してる小石がいたり(当時最年長になってたり)
とか、妄想をしてたら止まらなくって……

やっぱりこういう設定が癖すぎる……IWMPもそうだけど……

その辺の設定も今まとめてるところなので、まとめきったらまたサイトに上げたいです。

という、飯矢の過去の掘り下げから、
飯矢の衣装はちょっとだけ軍服イメージを妄想しました。

この時働きすぎて、平和な世界では働きたくないと思ったのだと思います。

この辺の設定を練ってたんですけど、
弊解釈希ガスたちの街、稀気市は、元素が集まる街なんですけど、
もしかしたら多少の理由があるのかなと。

それは、元素の供給源としての存在もあるけれど、
元素たちの平和な世界を作るために存在してるんじゃないかなとか。
そんな妄想。
もしかしたら、ウランとプルトニウムが筆頭にそういう街づくりをしたんじゃないかと思います。
彼らは一番平和を望んでそうな元素なので……

そんな彼らが今はちょっと下ネタなラジオ番組をしているのちょっと面白い……

平和な世の中になって、平和を享受しながら面白いことしよう!って考えてラジオ塔を建てて自分たちの好き勝手してる放射性元素たち……の妄想、いいなと思いました。

というわけで、チーム希ガスプロジェクトのまだ更新されてない新情報についてでした。
妄想してると、こういう歴史があってもいいなと思います。

どうしてこの土地を選んだかと思うと、多分、ウランが採掘されてたからだと思うんですけど……
とかね!
設定生やしていこう。

そんな、妄想の話。

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こんにちは、今日はホウ素(B)です。

名前の由来はアラビア語のホウ砂(Buraq)にちなみます。
ホウ砂昔から知られていました。
よくスライムを作るときに使うのもこれじゃなかったっけ?よく知らないけど……

地殻中の存在度が多い元素でもあります。

10Bは熱中性子との反応断面積が大きく、中性子の吸収材として優れているため、ホウ素鋼や炭化ホウ素は原子炉の制御棒としても用いられています。

この辺の元素って結構Beもそうでしたけど、核物理というか、原子炉とかで重要な元素だったりしますよね。
水(H2O)なんかもそうですけど、多分放射線(特にα線。He原子核です)と近い質量してるのが関係あるんですかね?
以前見た講義だと、エネルギーを落とすためには、粒子同士がぶつかったとき、その粒子が軽すぎても重すぎてもだめと言ってた気がします。
これは完全に憶測になってしまうのであんまり信用せんでね……

ホウ素は植物にとっては必須元素です。細胞壁の形成に利用されています。
ですが、動物にとっては毒物として働くこともあります。
有名なのだと、ホウ酸団子でしょうか。
あれはモロ動物にとって毒物として働いてる例ですよね。

ホウ素と混ぜたガラスは、耐熱硬質ガラスとしてフラスコやビーカーの材料に使用されてます。
フラスコやビーカー、個人で所持してる人は(一部を除き)稀だと思うんですけど、
でも理科の実験で絶対見てるはずなので、
どんなものかはわかりますよね。
そういえばこの間国立科学博物館に行ってきたんですけど、
あそこお土産でビーカーとか売ってるんですね!
めっちゃほしかったけど、割れ物なので我慢しました……
欲しかったけどね……

あと、ビーカーとかほしいと思ったら、今手に入れようと思うと、ハンズとか行くのが一番手っ取り早い気がします。
理系として、一個もっておきたいけど使い道がなくて……

あ、試験管はなぜか持ってます。
あれはちっちゃいから手に入りますよね

最近ハンズ行けてないね……地元で行こうと思うと、電車で40分くらい揺られた後バスで揺られないといけないんですよね……

ガラスといえばケイ素ですが、そこはアドベントカレンダーでケイ素のターンがあるので、
そこまで我慢しようかな……

……

ちょっと、カンペがもうないので、今日はこの辺になってしまうんですけど……
来年はもうちょっと語れるように下調べいっぱいします……はい……

どうでもいいですが、身内ネタになるんですけどホウ素ってボロンじゃないですか。
Poのポーランド語読みがぽろ~んなので、
ボロンと聞くとポロン……って思ってしまう私がいます。

そんなところで、今日はこの辺で。
明日は炭素です。
明日は語ることいっぱいありそう?そんなことはない……

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さて、周期表で一番最初に出てくる馴染みのあまりない元素で有名(言い方)、ベリリウムのお時間です。

名前の由来は緑柱石のベリルより。昔は、水酸化物が甘いためにglykys(甘いというギリシャ語)からglucinaと呼ばれていたそうです。が、酸化イットリウムも甘い塩を作るため、ベリリウムに。

猛毒なので、舐めないように。

緑柱石(ベリル)からベリリウムが取られてるように、以前も紹介しましたがジルコンから名前を取ったジルコニウムもいますね。
なんかこういう元素ほかにもいるのかな?調べてなくてすいません。

以前ネットの記事で見たことによると、Beは比較的研究の進んでいない元素らしく……
その毒性のこととかもあるんでしょうかね?
何か多分そんな感じ。

銅やニッケルの合金として利用されているそうです。
2%Beを含む銅はベリリウム銅と呼ばれて純銅の6倍の強度だとか。

こういう合金系の話もあれば、そういえばBeで思い出すのは有機化学でBeの化合物が軌道の話とかのところででてきたんだったかな?みたいなのをちょっと思い出します。
共有結合性の結合を作るんですよね、確か。

Beの利用例としては、原子核周りの電子の数が少なくて原子核に強く引き寄せられてるため、X線をよく通し、X線を取り出す窓として利用されてたり、
中性子の減速材としても原子炉で利用されてるそうですね。

あと、身近に手に入れられる可能性があるものだとスピーカーだったかイヤホンだったか……
そういうのの話はたまに聞く気がします。
音質いいんでしょうか?あんまり調べてないんですけど……

割と手軽に手に入れようと思ったら、名前の由来のベリルを手に入れるのが一番手っ取り早い気がします。
例としてはエメラルドだったりアクアマリンだったりモルガナイトだったり……
色によって名前が変わります。
この色は微量元素によって変わるんですけど(アクアマリンなら鉄だったり、モルガナイトだったらマンガンだったり、エメラルドはクロムだったかな?)、
そういうのの話したいしたい。

ベリリウムは2族の元素として有名ですが、2族と言えばアルカリ土類金属と呼ばれることもあります。
……が、ベリリウムとその下のマグネシウムはアルカリ土類金属とは呼ばれないこともあります。
炎色反応を示さなかったり、ちょっと性質が違うのだそうです。

私が初めて手に入れた宝石はアクアマリンで、ベリリウムなんですけど、
ちょっとそわそわしちゃいますよね、身近にない元素を手に入れると。

マグネシウムについては12日に語るのであまり語らない方向性で……

そういえば、元素の存在比って、基本的に奇数番の元素より偶数番の元素の方が存在が多いパターンが多いらしいと聞いたことがある(もちろん例外はあるし、特に周期表の初めの方はその傾向が強い)んですけど、ベリリウムもその例外にハマるんだっけ?一応ざっくり見たら、そうっぽいです。
Be結構存在比が低めに出てる元素だった気がします。

……

もしかしたらもうちょっといろんな本さらったらもっと情報がでたのかもしれませんが、
比較的研究されてない元素とも言われてるらしいので今年はこれくらいで許してください。

明日はホウ素。

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